「優しい仇敵との政略結婚」のネタバレや結末の考察、韓国小説の原作について調べました。
主人公のヒロイン・ユースピアは祖国のために残虐と言われる皇帝と政略結婚。
しかし、陰謀によってすぐに逝去してしまいます。
そして10年前に戻って同じ悲劇を繰り返さないように奔走するという、ファンタジーロマンス作品です。
韓国小説が原作となっていて、魔法が存在する世界で陰謀あり、ロマンスありの壮大なストーリーとなっています。
原作は完結しており、結末が判明していますが、漫画版でも同じ結末を迎えるのかは不明です。
コミカライズされた「優しい仇敵との政略結婚」がどのような結末を迎えるのか、ネタバレしつつのあらすじ紹介でしっかりと解説します!
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ全話

魔法使いの故郷といわれるアカイア国出身のヒロイン・ユースピアは帝国皇帝・カナフと政略結婚。
アカイア国は神から魔法の祝福を受けた人間が守護者となっていましたが、近年では祝福される者がおらずに辺境の小国となり下がってしまっていました。
国を救うために帝国との同盟目的の政略結婚を決意しますが、その陰では大きな陰謀が渦巻いていました。
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ1話
第1話はプロローグとなっています。
静かな寝室で二人きり。
一度は彼の手によって愛する祖国も家族も失ったユースピアですが、2度目のこの世界では愛おしそうに彼女を見つめています。
それでもすべてを信じきれない。
彼女の抱えている秘密とは、二人で交わした約束とは一体何だったのでしょうか・
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ2話
神から魔力の祝福を取り上げられて衰退し、辺境の小国となったアカイア国の第一王女ユースピアは、祖国を守るために政略結婚することに決まりました。
カナフは奴隷出身で、興味本位で多くの命を奪う暴君と言われる人物で、第2王子弟・ゼノはこの結婚には反対していました。
しかし、兄で第1王子のディアキートはこの結婚でしかアカイア国を守る手段はないと考えての決断です。
結婚式を挙げ、早々にアカイア国を出発する二人とその一行。
その馬車の中で彼女はカナフのこと、そして祖国のことに思いを馳せます。
ラドン帝国を新たに築いたカナフには悪い噂が絶えずありましたが、神々しく映っていました。
それに比べ、アカイア国の王女で守護神「銀色の森」から祝福を受けたけれど、ごくわずかな魔力しか持たない自分では、いつか愛想を尽かされ捨てられてしまうかもしれないと惨めな気持ちになっていました。
そんな時、森の陰から馬車を狙い、一本の矢が放たれます。
その矢は胸に刺さり、一団は騒然となりました。
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ3話
薄れゆく意識の中で兄の言葉を思い出していた。
兄で第1皇子のディアキートは結婚を恐れ、「偉大な魔法使いがいない今、国を守るためにはこの方法しかない」と彼女を説得していました。
自分がもっと役に立つ人間だったらこんな結末にはならなかったのでは…と思いつつ意識を手放したユースピアが次に目覚めると、霊体になっていました。
自分の遺体を抱き、憎しみをあらわにするカナフ。
彼は婚姻同盟を破棄し、アカイア国に報復することを宣言しすぐに国へと帰って行きました。
カナフたちが立ち去った後、意外な人物が暗殺現場を訪れます。
一人はフードを被った人物で、矢を射った張本人、そしてもう一人は兄ディアキートでした。
この暗殺は実は兄の陰謀で、フードの男はこれから戦争がはじまりディアキートが勝利し覇者として名を馳せることを語ります。
そのすべてを幽体となって聞いていたユースピアは絶望しました。
その言葉通り戦争がはじまり、幽霊となったためにその場を離れることのできない彼女は、祖国が、愛する家族が無残に殺されていく光景をただ見ているしかありません。
3年が過ぎ、結局アカイア国はラドン帝国に敗れ兄ディアキートもカナフに処刑されてしまいました。
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ4話
絶望の中、守護神である「銀色の森」に一度だけやり直す機会が欲しいと訴えます。
その直後まぶしい光に包まれ、気が付くと彼女は暖かいベッドの中にいました。
傍らには弟・ゼノと父の姿があり、心配そうにのぞき込んでいます。
状況から、魔力が覚醒した10年前、つまり自分が10歳の時に戻ってきた、銀色の森が願いを聞き入れてくれたと悟った。
この機会を決して無駄にはしないと心に誓います。
100年ぶりに銀色の森から祝福を受け、魔力を覚醒され守護者となったユースピアですが、得た魔力は植物と話せる程度の力で、周りは失望していました。
しかしそれも過去の話。
やり直す機会と共に強い力を授かったはずと、彼女は自分の魔力を信じていました。
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ5話
魔力を試してみると、確かに以前よりは強くなっていますがそれでも植物の小さな芽を出す程度で、これでどうやってアカイアを救うのかと途方に暮れていました。
そこへ兄のディアキートが部屋を訪れます。
優しい言葉で妹の心配をしますが、兄の本心を知ってしまった兄に対して不信感しか抱きません。
思い返してみると、兄は一見を労わるような言葉をかけていますが、その実彼女の力に対して役に立たない、王女の魔法力を疑う不届き者がいるなど、貶めるような事ばかり言っていました。
確かにこの程度の力では国を守ることができないため、銀色の森に会いに行き、一体何を望んでいるのか知る決心をします。
優しい仇敵との政略結婚ネタバレ最終回結末!

「優しい仇敵との政略結婚」は陰謀渦巻く壮大なストーリーのため、最終回の結末まで目が離せない展開となっています。
そのため、最も気になる点である二人の結末と裏切り者の兄ディアキートについてまとめました。
二人は結ばれるのか
2度目の結婚後は暗殺されることなくラドン帝国についたユースピアは、カナフにとても大事にされ、二人は距離を縮めていきます。
実は二人は以前に出会っていて、カナフはその時から惹かれていました。
その後、謎の病が蔓延したり、兄による陰謀やディアキートの腹心の部下による裏切りなど、様々な困難を乗り越えていきます。
また、魔力はアカイア国の外では使えず、守護者は子供を産めないといった不文律もありますが、銀色の森を二人で訪れ祈りを捧げます。
二人で同じ祈りをささげ、神の恩恵を授かり幸せに暮らしていきます。
ディアキートの最期
裏切り者の兄ディアキートはその虚栄心を見抜かれ黒幕に操られて様々な残虐行為を行います。
二つの国はそもそも戦力に差があり過ぎて結局は負け戦になってしまいました。
追い詰められたディアキートは何度も自殺を試み、帰国途中で命を落とします。
アカイア国は第2王子のゼノが継ぐことになり、アカイア国にとっても未来のある結末となりますね。
優しい仇敵との政略結婚は韓国小説が原作?

「優しい仇敵との政略結婚」の原作は韓国のweb小説でも人気です!
原作小説は2021年7月に既に107話で完結しましたが、大変人気のあった作品のため同年11月に外伝が発表され6話で完結しています。
残念ながら原作小説は日本語版は未配信ですので、どうしても先を知りたい方は毎週更新の漫画版を追うしかないようです。
まとめ

「優しい仇敵との政略結婚」のストーリーをネタバレありで紹介しました。
原作は韓国小説ですでに完結していますが、原作小説は日本語版未配信なのでちょっと読むには難しいかと思います。
いくらネタバレをしていても、あらすじだけではこの物語の魅力を語りきることはできません。
「優しい仇敵との政略結婚」は、韓国小説らしい壮大なストーリーで、襲い掛かるあらゆる障害を乗り越えていく二人の姿から目が離せず、気がつけば一気に読み進んでしまう物語です。
そんな魅力的な「優しい仇敵との政略結婚」は、ネタバレだけでストーリーを追うよりも、やはりご自身で物語の世界に浸っていただきたい一作。
陰謀渦巻く世界観だからこそ際立つ、二人の甘々シーンも見どころですよ!