この記事では、「きみの笑顔をほどくまで」のネタバレを全話、最終回結末まで詳しく解説します。
空気を読みすぎる性格の朱音は、平穏を守るため自分を押し殺してきた女性です。
しかし、新しく異動してきた上司・朝倉との出会いをきっかけに、少しずつ変わり始めます。
第1話では、同期の木瀬とのワンナイトに傷つきながらも笑顔を絶やさない朱音が描かれますが、朝倉はそんな彼女に味方でいると優しい言葉を投げかけます。
ここからは、「きみの笑顔をほどくまで」のネタバレを全話、最終回結末まで詳しく解説および考察をお届けします!
自信に自信がない朱音が本当の幸せと笑顔を見つけるまでの成長ストーリーです。
きみの笑顔をほどくまでネタバレ全話!
それではさっそく、きみの笑顔をほどくまでネタバレ全話していきます!
きみの笑顔をほどくまでネタバレ第1話
関西支社から本社へ異動してきた朝倉の歓迎会が開かれることに。
朱音はいつも通り、周囲に気を配りながら飲み物の注文や酔っ払いの対応に徹していました。
上司からはもっと愛嬌を振りまいたらいいと言われますが、朱音には自信がなく、つい自分を卑下してしまいます。
本当は恋愛を望んでいるものの、傷つくのが怖くて自分からは動けない朱音。
過去の恋愛も尽くすだけで終わり、いつも報われないままでした。
翌朝、目を覚ました朱音は頭痛に襲われながら隣を見ると、なんと同僚の木瀬が寝ているではありませんか。
事後のような状況に困惑する朱音。
もし木瀬が真剣に付き合うことを考えてくれていたら…と淡い期待を抱きますが、木瀬は「事故った」と軽く笑って済ませるだけでした。
その言葉に傷つきながらも、何とか平静を装う朱音。
その日の仕事では、後輩の芳乃から残業を押し付けられる形に。
夜遅くまで仕事を続けていると、たまたま会議が長引いていた朝倉がやってきます。
芳乃に頼まれた仕事の一部を混ざっており、朱音は家でビールを飲みながら動画を見るくらいしかすることがないと言い、暇だから残業をもらっただけだと話します。
それに対して朝倉はビールと動画なんて最高じゃん、あなたが自分の時間を低く見積もる必要はないと優しい言葉をかけます。
その後、朝倉が喫煙室に行くと、木瀬が同僚の女性社員と一緒にいました。
木瀬は先日の朱音との出来事を「事故った」と笑いながら話しており、それを聞いた朝倉はそれを笑い話にする内容じゃないだろうと指摘します。
当事者同士で笑い合うのと、第三者が笑うのでは全然違うとも言い、相手の気持ちを考えずに軽々しく話す木瀬たちを諭す朝倉。
その言葉に反省した木瀬たちを残して喫煙室を出た朝倉は、廊下で涙を流している朱音を見つけます。
喫煙室での話を聞いてしまい、傷ついていた朱音を慰める朝倉。
後日、朱音は朝倉と木瀬の仕事ぶりがギクシャクしているのを見て、自分が喫煙室でのトラブルを招いたのではないかと謝罪します。
そんな朱音に対し、朝倉は君は自分を卑下する癖があるのかと問います。
そして、何があっても君の味方でいるよと言葉をかけます。
その言葉に朱音は抑えていた感情があふれ出し、朝倉の胸で涙を流すのでした。
きみの笑顔をほどくまでネタバレ第2話
今まで他の人のサポートに徹して生きてきた朱音。
しかし、今回「雪見製菓」の新商品の広報担当に抜擢される。
朝倉は仕事が丁寧だし、先方もすぐに信頼してくれると励ましてくれる。
さらに、自分を卑下するような言い回しは禁止と釘を刺された。
そんな中、また後輩が残業を代わってほしいと押しかけてきた。
だが、朝倉がそれを阻止。
どうやら朱音にまた仕事を押し付けられると思い、気を使ってくれたようだ。
そして、後輩には言うなよと口止め料代わりに夕飯を奢ってくれることに。
食事の席では、仕事の話やもっと自分を出していきたいという相談を朱音がする。
朝倉はそれに対し、否定せず肯定的に受け止めてくれたため、朱音の肩の力が抜けた。
後日、社内で「雪見製菓」の企画について打ち合わせが行われる。
制作側からは「予算が足りるのか」と指摘を受けるが、朱音は一度持ち帰り、相談すると話し、さらに制作側にも協力を仰ぐ。
一緒に考えてほしいと懇願し、なんとか企画をうまくまとめることができた。
打ち合わせ後、制作側から今までは要望を全部飲んでくれてたけど、やりにくくなったわと嫌味を言われつつ、変わったねと褒められる。
朱音は少しずつ自信を持ち始めていた。
その夜、帰りが遅くなった朱音は、木瀬とばったり会う。
前回の件もあり、少し気まずい雰囲気。
木瀬から飲みの誘いを受けるが、朱音は気が乗らず、そのまま帰宅することに。
その後、「雪見製菓」との企画はなんとか予算内に収まり、先方から感謝される。
朝倉にもよくまとめたと褒められ、朱音は踏み込むことで辛いこと以上に嬉しいこともあると実感。
仕事が順調に進み、「透明だった自分が色を持ち始めた」と感じ、思わず感極まり涙を流す。
そんな場面を木瀬に見られ、木瀬は勝手に勘違いを始める。
木瀬はその足で朝倉のもとへ向かい、朱音に大型クライアントを任せたり、無理なことをさせないでほしいと食って掛かる。
さらに、周りの女性社員から朝倉が朱音を特別扱いしていると陰口を叩かれていることも指摘する。
しかし、朝倉は毅然とした態度で反論。
部下をひいきになんてしたことはない。朱音の実力を引き出すには、まず経験をさせる必要があると説明。
そして、女性だからといって過小評価しているのではないかと木瀬を鋭く問い詰めた。
朝倉は続けて、朱音が泣いているのを知っているのかと木瀬に言い放つ。
その言葉に木瀬は動揺するが、朝倉は動じることなくそれなら俺が彼女をケアしに行くと席を立つ。
理由を尋ねられると、俺が彼女にそういう存在でありたいと望んでいると真剣な思いを口にする。
後日、コンプライアンス担当から女性社員を特別扱いしているのではないかと問いただされる朝倉。
彼の真意は果たして――。
きみの笑顔をほどくまでネタバレ第3話
コンプライアンス側からの質問は無事に終わり、朝倉は同期の三橋と飲みに行っていた。
セクハラ疑惑で訴えられた話を打ち明けると、三橋は信じられないとばかりに笑い出し、朝倉をからかうような態度を見せた。
その様子に少しイラっとした朝倉は、話題を切り替えるように、女性社員との距離を詰めるのがうまいけど、本命の彼女にはその話をどう説明してるんだと意地悪く問い詰める。
すると三橋は、慌てた様子でそれだけは勘弁してくれと土下座のような仕草を見せた。
セクハラ疑惑の件については、朱音本人からの訴えではなく、第三者が軽い愚痴として話した内容に過ぎなかったようだ。
しかし、事実として朱音に今まで経験したことのない重責を負わせ、その結果面倒ごとに巻き込んでしまったことには変わりがなかった。
こういうことが起きないように自分の気持ちを押し殺し、周囲に合わせて明るく立ち回ることでバランスを取ってきたんだろうなと、朝倉は静かに考える。
それを聞いていた三橋は、朝倉は不器用だし、元々朱音が周りに気を使いすぎてたせいでもあるんだろとフォローを入れる。
朝倉が異動してきた時朱音は、誰にでも気を使って本当に苦しそうだった。
そんな彼女に、お前はもっと自分を出せなんて言って煽ったけど、もしかしたら逆にもっと苦しい思いをさせてたんじゃないのかと朝倉は心の想いを語った。
朱音が本当に変わりたいと思っているのか、それともただ周りに同調して立ち回ろうとしているだけなのか。
朝倉にはまだその答えがわからなかった。
そんな様子を見ていた三橋は、これまでの朝倉とは違う姿を感じ取り、ここまで人の気持ちを気にかけるなんて、正直驚いたよ。本当に変わったなと静かに呟く。
関西支社時代からの同期である三橋は、当初そっけない態度だった朝倉に対し、粘り強くアプローチして友人関係を築き上げた人物だ。
本社への異動後は、飲む機会も減っていたが、こうして久しぶりに再会し、少しずつ変わりつつある朝倉を見て心の中でもっと自分の気持ちを大事にしろよとエールを送るのだった。
後日、朝倉は朱音に今の企画、負担になってないかと切り出すことにした。
しかし、朝倉の不器用さがここでも災いし、朱音は話の意図を誤解してしまう。
朝倉が、今回の雪見製菓の仕事は僕が引き継ぐよと伝えると、朱音にとってどれくらい負担だったのかを説明して欲しかったが、朱音は心がざわついてしまう。
加えて、朝倉が目を合わせずに話したことで、朱音はさらに自分を卑下してしまう。
自分は未熟だった。順調だと思っていたのは自分だけだったんだと考え込む朱音。
その理由を聞く資格すら自分にはないと自己完結してしまい、朝倉が話している途中でわかりましたと遮るように答えると、力不足でしたと笑ってその場を立ち去ってしまう。
その帰り道、偶然木瀬とばったり出会った朱音は、作り笑いを浮かべてごまかそうとした。
しかし、木瀬にはその笑顔が無理をしているとすぐに伝わってしまった。
朱音がトイレにこもり、全部自分が悪いんだと自分を責めているのを見た木瀬は、気を利かせて飲みに行こうと誘い出した。
木瀬は、同期なんだから、もっと頼ってくれと優しく声をかけると、今度の誕生日に朝倉みたいなおしゃれな店でご飯でも食べに行こうと提案する。
さらに、無理しなくていい。朱音は朱音のままでいいんだとフォローの言葉をかけた。
その言葉で少し心が軽くなった朱音だったが、胸の奥ではなぜ変わりたいと思ったのかという問いが消えない。
それは、朝倉から言われた何があっても味方でいるという言葉が、朱音の心に深く刺さり続けているからだった。
きみの笑顔をほどくまでの最終回結末はどうなる?
現時点をもとにした「きみの笑顔をほどくまで」の最終回についての考察です。
最終回で朱音は自分を好きになれるのか?
朱音は、これまで自分に自信が持てず、人の目を気にして自分を卑下してきました。
恋愛においても「自分なんて」と思い、尽くすだけで幸せになれないパターンを繰り返しているようです。
しかし、朝倉との出会いをきっかけに、「自分の価値を低く見積もる必要はない」という言葉や行動で、徐々に自分を認められるようになるのではないでしょうか。
最終回では、自分の良さを受け入れ、初めて「幸せな恋愛」を掴む姿が描かれると予想されます。
朝倉との関係の行方は?
第1話のラストで「何があっても味方でいる」という朝倉の言葉に救われた朱音。
この言葉は、彼が単なる上司としてだけでなく、朱音に個人的な好意を抱いていることを示唆しているように思えます。
朝倉は朱音の心の痛みや不安をしっかりと受け止め、彼女が本来持つ魅力を引き出していく重要な存在になるはずです。
最終回では、朝倉と朱音がそれぞれのトラウマや弱さを克服し、互いに支え合う関係を築くことでハッピーエンドを迎えるのではないでしょうか。
朝倉がただの「助けてくれる人」から「朱音にとって特別な存在」へと変わっていく過程が見どころになると思われます。
木瀬との問題は解決するのか?
第1話では、木瀬の軽率な言動が朱音を深く傷つける場面が描かれました。
この出来事が彼女の「恋愛不信」をさらに強める要因となる可能性があります。
しかし、朝倉の指摘によって木瀬は反省している様子だったため、今後朱音に対する態度を改めていくのではないでしょうか。
最終回では、木瀬が誠実に謝罪する場面が描かれることで、朱音の心のわだかまりが解消される可能性があります。
木瀬との問題が解決することで、朱音が過去の恋愛トラウマから一歩前進し、朝倉との未来を考えるきっかけになるのかもしれません。
朱音の「笑顔」が象徴するものとは?
タイトルにある「きみの笑顔をほどくまで」という言葉は、朱音が「本当の笑顔」を取り戻すまでの物語であることを示しているように感じます。
現在の朱音は、自分に自信が持てないため、人に媚びることもできず、どこか影を落とした印象を与えています。
しかし、朝倉との関わりを通じて「自分を好きになれる大切さ」を学び、最終回では本来の明るい笑顔を見せてくれるのではないでしょうか。
その笑顔は、ただ外面的に幸せそうに見える笑顔ではなく、自己肯定感や自信を取り戻した「心からの笑顔」であるはずです。
そして、それを引き出すのが朝倉の存在であり、彼が朱音のそばにいる理由として、物語全体のカギとなるように思われます。
きみの笑顔をほどくまでの原作は完結してる?
「きみの笑顔をほどくまで」はRenta!で独占先行配信中の作品で、現在は第4話まで公開されています。(2024年12月時点)
そのため、原作が完結しているかどうかは不明ですが、まだ物語の序盤であり、続きが期待される状況です。
著者は佐木郁さんで、発行元は祥伝社。
ジャンルは「ヤングレディース」で、オフィス恋愛を描いた胸キュンなストーリーです。
連載雑誌は「マンガJam」、レーベルは「FC Jam」に属しており、話ごとに配信される形式で提供されています。
Renta!での独占先行配信により、多くの読者からレビューが寄せられています。
評価は高めで、特に「胸が締め付けられる展開」「登場人物の心情描写が丁寧」といった点が評価されています。
一方で、まだ序盤ということもあり「今後の展開が気になる」といった声も目立ちます。
現段階では、連載が進行中のため「完結している」とは言えませんが、物語がどのように展開していくのか期待が高まる作品と言えるでしょう。
まとめ
今回は、「きみの笑顔をほどくまで」のネタバレを全話、最終回結末まで詳しく解説および考察をお届けしました!
「きみの笑顔をほどくまで」は、自分に自信が持てない朱音が、新しい上司・朝倉との交流を通じて少しずつ成長し、真の幸せを掴む物語です。
過去の恋愛で傷つき、尽くすだけの恋愛しか知らなかった朱音は、朝倉の温かな言葉に心を癒されていきます。
最終回では、朱音が自分を肯定し、笑顔で幸せな恋を掴む姿が描かれるのではないでしょうか。
ここまでは、「きみの笑顔をほどくまで」のネタバレを全話、最終回結末まで詳しく解説および考察をお届けしました!