『MFゴースト』は、『頭文字D』から約20年後の作品となっており、主人公の片桐夏向がトヨタ86(ハチロク)に乗車し、公道レースMFGに挑む物語です。
物語の進行に伴い、夏向の86はさまざまなチューニングが施され、車の性能が向上していきます。
『MFゴースト』の序盤では、主人公の片桐夏向がパワフルなライバルたちに囲まれながらも、まだターボ化されていない標準的なトヨタ86でレースに挑むシーンが描かれます。
物語が展開するにつれて、夏向の86は徐々にアップグレードされ、様々なチューニングが施されていく過程が描かれています。
この進化は、彼の成長と並行して描かれ、物語に深みを加えています。
この記事では、MFゴースト86のチューニングやカスタムの内容はやターボ化の仕様を解説していきます。
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ファンであれば、チューニングの細部に注目しながら、ストーリーの内容を楽しむことができるでしょう。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
- MFゴーストの86(ハチロク)について
- MFゴーストの86のチューニング・カスタムの仕様について
MFゴーストの86(ハチロク)ってどんな車?
画像引用:アニメ『MFゴースト』公式サイト
『頭文字D』で知られる藤原拓海の愛車「AE86 スプリンタートレノ」、通称「ハチロク」の名を受け継ぎ、トヨタが2012年に発表した「トヨタ86」は、『MFゴースト』に登場するカナタの愛車として描かれています。
トヨタ86とは?
画像引用:トヨタ自動車WEBサイト
トヨタ86はスバルとの共同開発により生まれたスポーツカーで、その設計は直感的なハンドリングと小型軽量のフレームを特徴としています。
水平対向エンジンを搭載し、低重心で安定した走行性能を実現しています。
スバルの「BRZ」はトヨタ86の兄弟車に位置づけられます。
カナタは整備士の緒方からトヨタ86を預かり、MFGという公道レースに出場しています。
86の中間グレード「GT」に乗り、当時の新車価格は279万円でした。
車のスペックは最高出力200ps、最大トルク205Nmという数値を誇り、スポーツカー愛好者には魅力的な一台です。
カナタのトヨタ86のナンバープレートは「藤沢386 な9-101」で、これは過去のアーケードゲーム『頭文字D THE ARCADE』にも登場したことがあります。
では、MGゴースト内でカナタが乗る86はどのようなチューニングを施しているのか解説していきます。
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第1弾 足回りと吸排気
『MFゴースト』の物語中、主人公片桐夏向が搭乗するトヨタ86の初期チューニングが、原作の第5巻およびアニメの「Turn10 アップデート」で展開されます。
MFGというハイレベルな公道レースの中で、パワー不足が指摘されていた86は、エンジン出力向上よりも他の部分が強化されました。
まず、足回りと吸排気系の改善に着手され、特にブレーキシステムは過酷なレース環境でのディスクの変形を防ぐため、BLITZ製の6ポッドキャリパーとスリット入りローターに交換されました。
さらに、エアクリーナーとマフラーも新しいものに更新されています。
サスペンションについても再調整が行われたとされていますが、具体的な変更点は明かされていません。
これらの改善により、86は劇的なパフォーマンス向上を遂げ、夏向がテスト走行でステアリングを握った際には、「別の車になっている」と驚きを隠せなかったほどです。
このチューニングは、86の潜在能力を引き出し、競争力を高めるための重要なステップとして描かれています。
BLITZ製の6ポッドキャリパーとスリット入りローターのカスタム
エアクリーナーとマフラーのカスタム
サスペンションの足回りを再調整
吸排気系のカスタムはどういう効果があるの?
吸気系チューニングと排気系チューニングは、車のエンジン性能を向上させるための重要な手法です。
吸気系チューニングでは、エアフィルターやインテークマニホールドを改良し、エンジンへ供給される空気の量を増やします。
このようにして酸素が豊富な空気を多く取り込むことで、燃焼効率が向上し、エンジンの出力が増加します。
一方で、排気系チューニングでは、エキゾーストマニホールドやマフラーの改良により排気効率を高めます。
排気の流れがスムーズになることで、エンジンの吹け上がりが改善され、出力が向上し、反応性が良くなります。
これらのチューニングは、車の性能を最大限に引き出すために役立ちます。
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第2弾 ターボ化
86の第2弾のチューニングが原作コミックの第9巻で詳細に描かれています。
この巻のカバーには、ターボチューンされた86を駆る夏向の姿が描かれており、その車には黒いカーボンボンネットも装備されています。
ターボチャージャーの具体的なメーカー名は作中で明かされていませんが、ターボ化された車の走行シーンには、特徴的なブローオフバルブの音「プッシャァァァ」という効果音が描写されていることが紹介されています。
この表現は、車の改造に精通した読者には特に響く詳細です。
エンジンに過給機を装着しターボ化
軽量のカーボンボンネットに交換
ターボ化について
自然吸気(NA)から過給機(ターボ)を付けることにより、自動車のエンジン性能を向上させる装置です。
過給機を付けることにより、通常よりもエンジンにより多くの空気を送り込むことで燃焼効率を高め、馬力やトルクを増加させます。
その機能について説明します。
- 排気ガスの利用:エンジンの排気ガスを利用してタービンを回転させます。この排気ガスはタービンに動力を提供し、その力を使ってターボチャージャーの他の部分を動かします。
- タービンとコンプレッサー:タービンの動きは直接コンプレッサーを回転させます。このコンプレッサーはエンジンに送られる空気を圧縮する役割を持っています。
- 空気の圧縮:コンプレッサーが空気を圧縮すると、空気の密度が増し、より多くの酸素が含まれるようになります。これによりエンジンは効率よく燃料を燃焼させることができるようになります。
- パフォーマンスの向上:圧縮された空気がエンジン内で燃料と混ざり、より完全な燃焼を促進します。これによりエンジンの出力が向上し、全体のパフォーマンスが改善されます。
ターボチャージャーはこれらのステップを通じて自動車の性能を効果的に向上させる重要な役割を果たしています。
しかし、元々NAのエンジンに対してターボをつけることにより、エンジンへの負担が多くなりエンジンの寿命が短くなってしまう可能性が大きいです。
NAからターボ化した場合、エンジンオイルのメンテナンスは3000kmで交換をした方がエンジン自体の寿命が長くなるでしょう。
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第3弾 外装パーツ・エンジン
第9巻の原作コミックでは、86のチューニング第3弾が詳しく描かれており、特に空力特性の向上に焦点が当てられています。
表紙ではエアロパーツ一式が装着された86が特徴的に描かれており、これらのパーツはTRD製であることがコミック内の調査で判明しました。
具体的には、100台限定でTRDから発売された86のコンプリートカー、14R-60モデルのストリートバージョンのエアロパーツが使用されています。
YouTubeでは、これらのエアロパーツのフロントリップスポイラーを実際に取り付ける様子が解説されており、ファンにとっては非常に参考になるでしょう。
さらに、エンジンもレースでの使用に耐えうるよう強化されており、強化ピストンや強化コンロッドなどが導入されている可能性が高いです。
このようにしてアップデートされた86を運転する夏向の反応は、その効果に驚きを示しており、読者にもそのダイナミックな改造の詳細が魅力的に伝わっています。
TRDエアロの装着
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第4弾 足回り
作中では、86のインパネ部分にBLITZ製のサスペンションコントローラー「SpecDSC PLUS」が装着されています。
このコントローラーは、BLITZの全長調整式サスペンションと組み合わせて使用されるもので、車高調のアッパーマウント部に取り付けられたステッピングモーターを介して、車内のコントローラーから減衰力の調整が可能です。
また、Gセンサーを用いて旋回時や加速時のGをリアルタイムで計測し、そのデータをフィードバックすることで、四輪それぞれの減衰調整を最適化しています。
このシステムにより、車両のハンドリングと快適性が飛躍的に向上している様子が描かれています。
BLITZの全長調整式サスペンション装着
BLITZ製のサスペンションコントローラー「SpecDSC PLUS」が装着
サスペンションについて
サスペンションは車両の操縦性と乗り心地を高めるための重要なシステムで、次のような主な役割を果たします。
まず、道路の凹凸から生じる衝撃を吸収し、その影響を車内に伝えないことで、乗員の快適性を保ちます。
また、車輪が路面にしっかりと接触し続けることを確保し、トラクションやブレーキ性能を向上させます。このように、サスペンションは快適な乗り心地と安全な運転を支える役割を担っています。
サスペンションシステムの主要コンポーネントには、スプリング、ショックアブソーバー(ダンパー)、リンクやアームがあります。
スプリングは車両の重量を支え、衝撃を吸収し、ダンパーはスプリングの動きを制御して振動を抑えます。
リンクとアームは車輪と車体を適切に連結し、正確な動きを保証します。
チューニングの過程でサスペンションの硬さや高さ、ダンパーの特性を調整することにより、車両の操縦性や安定性を一層向上させることが可能です。
これにより、コーナリング性能が大幅に改善されます。しかし、サスペンションの調整は専門的な知識と技術を要するため、慎重な対応が求められます。
まとめ MFゴースト86のチューニング内容やカスタム仕様は?ターボ化も解説
今回は、MFゴースト86のチューニング内容やカスタム仕様、ターボ化について解説しました。
実は私もスポーツカーが好きで、小さい軽自動車のスポーツモデルを所有しています!
ターボ化もされているモデルでブローオフバルブの音は運転を楽しくさせ、ついついアクセルを踏んで離してと遊んでしまいます。
経験上、車のカスタムはとてもお金が必要になるので、中々できませんが、安いパーツでも十分楽しめるでしょう!
また、いつかは86乗りたいと思っており、いつかブログで紹介できたらと思っています!
では、今回の記事のまとめは以下の通りです!
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第1弾 足回りと吸排気
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第2弾 ターボ化
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第3弾 外装パーツ・エンジン
MFゴーストの86のチューニングカスタム 第4弾 足回り
今後も、MFゴースト86のチューニング内容やカスタム仕様、ターボ化について最新情報が入り次第更新していきます。