今回は韓国漫画「タランタランタラン」のあらすじネタバレをご紹介し、最終回結末まで考察解説します!
エクサーのダオンを手に入れるという強烈な執着心と、ダオンの知性と気高さが織りなすストーリーに多くの読者が魅了されています。
また、この作品は韓国の電子書籍サイトで配信されたロマンス小説が原作です。
「タランタランタラン」の原作小説の背景や各話の詳細な展開も交えつつ、最終回結末まで徹底解説します。
この記事はあらすじネタバレを含む内容となっていますので、物語の核心部分を知りたくない方はご注意ください!
それでは、作品の魅力を一緒に探っていきましょう。
漫画版は現在LINEマンガやめちゃコミックで人気です!
タランタランタランの原作は韓国小説?
「タランタランタラン~鳴り響く音にのせて~」は、韓国の小説を原作とする話題作です。
原作のタイトルは【타람 타람 타람】で、2018年12月に韓国で電子書籍として出版されました。
本格的なロマンス小説で、40話の短編構成となっています。
韓国では電子書籍サイトRIDIやカカオページで配信されており、出版当初から高い人気を博しました。
現在、日本語版の小説は未発売のため、原作を読みたい場合は韓国語版を利用する必要があります。
ただし、日本では漫画版が2024年に先行配信されており、手軽に物語を楽しむことができます。
漫画版は現在34話まで連載されており、続きが期待されています。
「タランタランタラン」は、一人の女性をめぐる愛と欲望、そして壮大な戦いを描いた作品。
支配者エクサーが運命の女性ダオンを追い求め、彼女を守るために世界をも変えるという壮絶なストーリーが展開されます。
その激しくも美しいラブストーリーに多くの読者が魅了され、韓国だけでなく日本でも注目を集めています。
今後、原作小説の日本語翻訳版が登場する可能性もあり、公式の発表が待たれています。
それまでは、漫画版「タランタランタラン~鳴り響く音にのせて~」で物語の世界観を楽しむのが最良の方法と言えるでしょう。
タランタランタランのあらすじ!
吹雪の中、父や兄を失いながら必死に逃げ続ける少女ダオン。
疲労と凍傷で動けなくなった彼女は、偶然通りかかった領主ドゥルベリーに助けられます。
その後、数年が経過。ダオンの命の恩人であるドゥルベリーが死去し、名門氏族の若き指導者エクサーが彼の領地を侵略すべく軍を率いて現れます。
エクサーは圧倒的な戦力を持ちながらも、籠城を続ける城を攻め落とせずにいました。
そんな中、投降を促す手紙を送ると、返事は予想外の「拒否」。
しかも、手紙には品のある美しい字が記されており、エクサーは筆者がダオンであることを知ります。
拒否の意思を示した彼女に興味を抱いたエクサーは、ますますダオンに惹かれていくのでした。
タランタランタランネタバレ全話!
それではさっそくネタバレ全話していきます!
タランタランタランあらすじネタバレ第1話
吹雪の夜、少女ダオンは追っ手から逃げ続けていた。
父や兄は命を落とし、ただ一人生き延びた彼女は凍えながら雪原をさまよう。
足は凍傷で赤く腫れ上がり、限界を迎えていた。
そこへ通りかかったのは、オランクの領主であるドゥルベリー。
彼は疲弊しきったダオンを助け、命を救った。
数年後、領主ドゥルベリーが亡くなり、その領地は混乱の中にあった。
そこへ侵略を目的に攻めてきたのが、名門氏族の当主エクサー率いる軍隊だった。
エクサーは、12歳でロードの称号を得た天才指揮官で、28歳の若き領主。
王から「グウィン(美しい)」という称号を授かるほどの美貌を持ち、その冷酷さでも知られる彼は、領主不在のドゥルベリー城を攻め落とすべく包囲を開始する。
一方、エクサーの野営地には、彼を婿に迎えたいと願う貴族の娘たちからの手紙が大量に届いていた。
しかし、エクサーはそうした女性たちには全く興味を示さない。
彼が望むのは、自分を夢中にさせてくれる特別な女性。
そんな中、籠城を続けるドゥルベリー城から、エクサーの投降勧告に対して門は決して開けないとの返事が届く。
その文字から、書き手が女性であることを感じ取ったエクサーは、その主がダオンであると知り、興味を抱く。
ドゥルベリー城は特別堅牢な要塞ではなく、守備も領民が団結しているにすぎない。
にもかかわらず、士気の高い守備軍によりエクサー軍は攻めあぐねていた。
エクサーは、「いつでも攻め落とせる状況」でなおも拒否するダオンに対し、「面白い女だ」と興味を募らせ、侵略の決意を新たにする。
タランタランタランあらすじネタバレ第2話
ドゥルベリー城には、亡き領主ドゥルベリーの二人の息子、男エルビンと幼い次男がいた。
現在、籠城の指揮を取っているのはエルビンだが、臆病なエルビンにそんな事ができるわけがないとエクサーは感づく。
そして、美しく頭の良い奴隷の噂を耳にしたこと思い出し、エクサーの関心をさらに引くこととなる。
彼女は奴隷という立場でありながら、頭の回転が速く、かつてドゥルベリーの側室であったという立場から、城内で重要な役割を担っていた。
エクサーの側近は、城を攻め落とすのは難しいと報告する。
なぜなら、ダオンの指揮の下、ドゥルベリー城の守備は予想以上に堅牢だったからだ。
その理由は3つ。
まず、この地域では寒気がいつもより早く訪れており、エクサー軍にとって厳しい条件となること。
次に、城が海に近いことから、海賊が略奪に来る可能性があること。
最後に、ドゥルベリーの死後、ダオンが王宮に嘆願書を送り、王が仲裁に入ることを見越していることだ。
このように、ダオンの作戦は非常に緻密であり、エクサーは彼女の知略に対する興味をさらに深めていく。
しかし、もし王が仲裁に入れば、ダオンは城を去り二度と会うことができない。
エクサーは、どうにかして彼女に会うための策を練る。
そこで、ドゥルベリーの後妻、幼い次男の母宛てに手紙を送る。
手紙にはこう書かれていた。
私は侵略者ではなく、特別な贈り物を届けに来た。
あなたとその息子を、他の侵略者から守るために来たのだと。
この手紙を受け取った後妻は、門を開くことを決断する。
こうしてエクサー軍は、簡単に城内に入ることに成功した。
城の中を歩くエクサーは、ついに塀の上で佇むダオンの姿を目撃する。
その瞬間、彼は確信した。
この女が、俺を夢中にさせる存在だと。
タランタランタランあらすじネタバレ第3話
ダオンを塀の上で見つけたエクサー。
しかし、彼女に近づくタイミングを逃してしまい、側近から今は控えてくださいと止められる。
そこで、エクサーは監視役としてロブという大柄な男を指名し、彼の動きを見張らせることにする。
だが、エクサーは突然腹が痛いと騒ぎ出し、トイレに行くと嘘をつき、その場を抜け出す。
一方、城の中では兵士たちが酒を飲んで緊張感のない様子。
そんな中、エクサーはダオンを見かけた塀へと急ぐが、すでに彼女の姿はなかった。
その後、彼女が井戸の方へ向かったという話を聞き、急いで井戸へ向かうエクサー。
そのタイミングで、角笛の音が城内に響き渡る。
角笛は「戻る時間」を知らせる合図だったが、エクサーはのどが渇いたと言い張り、井戸へ急ぐ。
そこにはダオンの姿があり、ついに彼女と直接対面するエクサー。
彼女の美しい顔を初めて目にした彼は、これが間違いなくダオンだと確信する。
ダオンは冷静で、エクサーに対して全く怯えた様子を見せない。
角笛の音が鳴ったため、ダオンは戻りなさいと冷たく告げる。
しかし、エクサーはのどが渇いた。水を汲んでくれないかと頼む。
ダオンはその頼みを聞き、井戸の水を持っていった瞬間、突然エクサーにキスをされる。
その予想外の行動に驚くも、ダオンは全く動揺せず、その場を立ち去る。
エクサーはダオンの冷静さと強さにさらに惹かれ、彼女に夢中になっていくのであった。
タランタランタランあらすじネタバレ第4話
井戸でエクサーから突然キスをされたダオン。
しかし、彼女は驚くことも動揺することもなく、毅然とした態度でその場を離れる。
エクサーは自分の行動を後悔するどころか、本能のまま動いてしまったことに満足し、彼女への興味をさらに深めていく。
翌日、エクサーは城内に入る準備を進めていた。
ダオンたちが籠城を続ける中、後妻メリーから開門の条件として以下の要求が出される。
- ドゥルベリー家の長男エルビンの処刑。
- 後妻の息子である次男をドゥルベリー家の新しい領主として認めること。
メリーの要求は明確だったが、エクサーは即座にその条件を飲み込む。
城内での混乱を最小限に抑えるため、エクサーは赤旗を掲げ、開門の意思を示した。
翌日、ついにエクサー軍が城内に入る。
その後、メリーがエクサーたちを歓迎する宴が催される。
だが、ダオンは夫である領主が亡くなり、敵軍が城に入ったというのに、メリーが何食わぬ顔で敵軍をもてなしている様子に強い憤りを覚える。
宴の席では、詩人が「冬の王を倒した春の女神」をテーマにした皮肉たっぷりの詩を朗読し、城内の緊張感が漂う。
エクサーはその皮肉に苛立ちを見せるが、同時にこの城には女神のような奴隷がいると聞いていると口にし、周囲を驚かせる。
その「女神のような奴隷」がダオンであることを、エクサーは明らかに知っていた。
彼女を目の前にするための準備が進められようとしていた――。
タランタランタランあらすじネタバレ第5話
「女神のような奴隷」、すなわちダオンに会いたいと願い出るエクサー。
彼の申し出に、後妻メリーはすぐには応じず、ダオンに対する陰口を叩き始める。
裕福な男なら誰にでも媚びを売る女だと侮辱し、彼女を貶めようとする。
しかし、そんなメリーの態度に対し、エクサーは冷たい視線を浴びせるだけで返答しない。
その威圧感に恐れを感じたメリーは、しぶしぶダオンを連れてくることを承諾する。
しばらくして現れたダオンは、予想外の姿だった。
彼女はとてつもない悪臭をまとい、まるで豚小屋に放り込まれていたかのような状態で現れたのだ。
メリーが意図的に彼女を辱めようとしたのは明白だった。
しかし、ダオンはそのような屈辱的な状況に置かれながらも、一切怯むことなく堂々とした態度で歩いてきた。
その姿に、エクサーの興味と執着はさらに強まる。
そしてエクサーは、その場で大胆にもこう宣言した。
今夜、ここの支配者としてダオンを抱く。
その宣言を受け、ダオンは冷静にエルビンは今どうしているのか問い返す。
エクサーはすでにエルビンが処刑されたのではないかと答えると、ダオンは続けてでは、後妻であるメリーはいつ始末されるのか尋ねた。
突然の質問に、エクサーは興味深そうな表情を浮かべる。
そして理由を尋ねると、ダオンは淡々と答えた。
エクサー様の目的は征服であり統治ではない。
だからこそ、忠誠心のない者に領地を任せることはあり得ません。
それに、エルビンの処刑を望むということは裏切り者である証拠。
民は、裏切り者を領主として認めません。
その冷静な指摘に、エクサーは納得し、決断を下す。
その通りだ。
エクサーは騎士たちを呼び、後妻メリー、その息子、さらに彼女に従う高官たち全員を斬り捨てるよう命じた。
その光景を目の当たりにしたダオンは、心の中で一つの覚悟を固める。
冷酷でありながらも、理性と力を併せ持つエクサーという男の本質を、彼女はさらに深く知ることになる。
タランタランタランあらすじネタバレ第6話
ダオンは汚れた体を湯につかり、静かに自分の体を清めていた。
周囲の使用人たちが皮肉混じりの言葉を浴びせていた。
メリーと幼い子供を処刑させておいていい身分だと嫌味を言われ、冷ややかな視線が注がれる。
さらに、使用人たちはこう続ける。
エルビンもいなくなりドゥルベリー家は終わった、家の血は途絶えたと――好き勝手に言われ放題だった。
どれだけ辛辣な言葉を浴びせられても、ダオンは反論せず、ただ沈黙を貫く。
それが彼女の唯一の選択だった。
その後、ダオンはある部屋に連れて行かれ、ひとりにされた。
その時、脱出を試みることを決意する。
布を何枚も結びつけてロープを作り、窓から外へと逃げ出したのだ。
城の外に出ることができたダオンは、これまでの人生を振り返っていた。
落ち着ける場所を見つけたとしても、結局はそこから逃げ出す羽目になる。
これが自分の運命なのだろうか――そう考えた時、ふと自害したほうが良いのではないかと思い詰める。
だが、ダオンには生き続けなければならない理由があった。
それは母との約束。
母との絆が、彼女の心を繋ぎ止めていた。
こうして、ダオンはドゥルベリー城を去ることを決意する。
一方その頃、ダオンの脱走はエクサーにも報告されていた。
家臣たちは次々と彼女の後を追い始める。
だが、側近の一人は冷淡な見方をしていた。
厄介な女は賢すぎるいなくなったほうが良いと判断していたのだ。
その側近は、ダオンがエクサー達に不都合な情報をどこかに売り渡す可能性を危惧していた。
逃げたのはエクサーをうまく取り込むことができないと判断したからだと冷ややかに語る側近。
しかし、エクサーはそれを許さなかった。
ダオンを連れ戻せと家臣たちに厳命する。
こうして、ダオンを巡る追跡劇が幕を開けるのであった。
タランタランタランあらすじネタバレ第7話
エクサーは使用人たちを集め、ダオンについて尋問していた。
しかし、7年間もその屋敷にいたにもかかわらず、ダオンのことを詳しく知る者は一人もいなかった。
親しくしていた人もおらず、ダオンがどこに行きそうかを推測できる者もいなかったのだ。
エクサーは、いつでもここを去れるよう準備をしていたのだろうと断言し、その言葉には冷静ながらも焦燥感が滲んでいた。
その後、エクサー自らが捜索に出陣することを決意する。
犬を放ち、王直属の部隊を動員してダオンを探すも、彼女の行方は依然として掴めなかった。
エクサーはたった一人で、これほどまでに追跡をかわすダオンの知恵と行動力に対し、少しばかりの賞賛の念を抱いていた。
捜索は夜通し行われ、兵士たちは疲労の色を隠せなかったが、夜明けが近づいたタイミングで、一度拠点へ戻ることが決まった。
しかしその時、仲間からダオンを見つけたという報告が入った。
兵士たちが駆けつけると、ダオンはボロボロになりながらも走り続けていた。
体力の限界を迎えながらも必死に逃げようとする姿に、兵士は「治療をしましょう」と彼女を止めようと声をかける。
しかし、ダオンはフラフラになりながらも激しく抵抗し、全身で「嫌だ」と泣き叫んでいるように見えた。
そのまま気を失ってしまったダオンのそばに、ついにエクサーが到着する。
タランタランタランあらすじネタバレ第8話
捕らえられてしまったダオンは、エクサーに抱えられ城へと連れ戻された。
意識を失っている間、彼女の脳裏には過去の記憶が夢のように浮かび上がっていた。
それは、鳥かごのような檻に閉じ込められ、暗い部屋で一人ぼっちだった幼い頃の記憶だった。
そこへ考えてみたかと低い声を響かせて誰かが現れる。その人物に対し、ダオンは毅然とした態度を取るものの、相手はその態度に激昂し、次の言葉を強要した。
愛していると言え」と。
しかしダオンにはその言葉を口にする気はなかった。
この相手は獣、人間ではないから言葉が通じないのだと心の中で拒絶する。
やがて檻が開かれ、相手はダオンに暴力を振るい始めた。全身に痣ができるほどの酷い暴行が続いたが、ダオンは母との約束を胸に、必死に耐え続けた。その約束とは「生き抜くこと」。
暴行の隙をついてダオンは脱出を試みた。
そして、雪が降り積もる寒空の下、裸足のまま必死に逃げ出すことに成功した。
やがて意識を取り戻したダオンの目に映ったのは、隣で見守るエクサーの姿だった。
エクサーは目を覚ましたかと問いかけたのだった。
タランタランタランあらすじネタバレ第9話
目が覚めると、隣でエクサーが不敵な笑みを浮かべていた。
しかし、ダオンは何の反応も示さない。
普通なら叫んだり、気恥ずかしがったりするところだが、ダオンの無反応さに少し呆れるエクサー。
さらに、エクサーはダオンに向かって寝言で「痛い」と言っていたことを伝えると、ダオンは自分の治療された足に気が付く。
その瞬間、エクサーはダオンに覆いかぶさり、突然口づけをした。
ダオンは強く抵抗し、一旦距離を取るが、エクサーはその態度を「面白い」と笑みを浮かべながら受け止める。
ダオンは周囲を見渡し、武器になりそうなものを探し始める。
そして果物ナイフのようなものを手に取り、エクサーに向けるかと思いきや、自分の首元に当てた。
その様子に驚いたエクサーは、ダオンが死ぬつもりなのかと問いかける。
それに対しダオンは、生きると断言した。
その言葉を聞いたエクサーは、もし本当に生きるつもりであれば、ナイフを向ける方向が間違っているのではないか、と冷静に指摘する。
ダオンはエクサーを真っ直ぐ見つめながら、今死ぬ覚悟のある女を抱こうとは思わないだろう、と反論する。
少なくともこの方法であれば、1日は生きられるだろうと強気の姿勢を崩さない。
エクサーは一瞬、それを脅しと受け取るが、ダオンの目を見て、本気だと悟る。
エルビンへの愛が故の行動かとエクサーが探りを入れると、ダオンは好きな男とベッドを共にしたくないだけだと毅然と答えた。
その言葉に、エクサーはプライドを傷つけられたのか、思わず笑い声を上げる。
そして少し冷静になりながら、これからどうするつもりなのかとダオンに尋ねた。
ダオンは迷うことなく、今まで通り働かせてほしいと答える。妻という地位ではなく、奴隷として扱ってほしい、と続けた。
エクサーはその言葉に驚きながらも奴隷がいいのかと再確認するように問いかけた。
ダオンはすぐにその通りだと即答した。
その返答を聞いたエクサーは、不敵な笑みを浮かべながらゲームをしようと提案するのだった。
タランタランタランあらすじネタバレ第10話
エクサーは、ダオンに対しゲームを提案した。
そのルールは非常にシンプルで1つだけ。
この城から出ないこと。
もしダオンがエクサーの視界からいなくなれば、その時は自分の欲望を満たすと告げた。
さらに、日々のルーティンとして、朝はエクサーの部屋を掃除し、夜には軽食をエクサーの自室まで運ぶよう命じた。
翌朝、ダオンはさっそくエクサーの部屋を掃除していた。
その姿を見ていたエクサーは、ダオンの気の利く態度に驚きながら、かつてのドゥルベリーやエルビンがダオンを単に夜の相手としてだけ扱っていたわけではないのだろうと感じ始める。
エクサーは、ダオンが城から逃げた際に負った足の傷を心配し、声をかけた。
しかし、ダオンは答えない。
その無反応に腹を立てたエクサーは、ダオンを抱き寄せ、無理やり口づけをした。
恐怖心からなのか嫌悪感からなのか、小さく震えるダオン。
エクサーは今後は必ず返答するようにと命じ、それが二人のルールだと告げた。
もし無視をすれば、また同じことをすると警告する。
ダオンが手は出さないと言ったはずだとぼやくと、エクサーは冷静に、同意なしでは抱かないという意味だと返すのだった。
その後、エクサーは周辺地域の視察に出かけた。
戻ってきたエクサーは、その土地について思っていたよりも豊かではないと報告する。
鉱山はなく、森はあるものの足場が悪く、伐採には向いていない。
ここまで使えない土地だとは想像していなかったと、エクサーは内心思った。
そんな中、エクサーの元にザーク王子からの手紙が届く。
内容は、征服の祝いとして翌月に訪問し、1週間ほど滞在するというものだった。
一体どのような人物なのか、ザーク王子の来訪にエクサーは複雑な思いを抱くのだった。
タランタランタランあらすじネタバレ第11話
エクサーは、ダオンに大量の仕事を任せていた。
その量は、一人で短期間でこなせるような内容ではなかったが、驚くべきことに、ダオンは全ての仕事をたった1日で終わらせていた。
信じられないような状況に、エクサーの頭は混乱するばかりだった。
しかもダオンは、朝3時から仕事に取り掛かっていたらしい。
その後も、庭の掃き掃除や台所の仕事、さらには炊事まで次々とこなしていた。
エクサーは、ダオンが昔からこんな働き方をしていたのか、それともエクサーのそばに置いたことで無理をしているのか気になり、部下に調査を命じた。
調査の結果、ダオンは昔からこのような過酷な仕事量を一人でこなしてきたことが分かった。
食事をとる時間もないように見えるが、昼だけは食事をしている姿を部下が目撃していた。
その矢先、ダオンがエクサーのもとに食事を運んできた。
改めて彼女の姿を見たエクサーは、食事をしっかりとっているとは思えないほど痩せた体つきであることに気づく。
奴隷であるダオンは、以前ドゥルベリー伯爵とその息子エルビンの愛人だったと言われているが、本当にそうだったのか疑念を抱くエクサー。
おそらく荒い性格の後妻の機嫌を伺いすぎて、伯爵やエルビンはダオンに何も言えなかったのだろう。
エクサーは、誰もいない時に彼らがダオンに優しく接していたのではないかと考えた。
そして、ダオン自身はそれを「愛」だと信じているのだろうと推測した。
通常、奴隷を主人と同じ食卓に座らせることは重罪にあたる。
しかし、エクサーはそのルールを破り、ダオンを自分と同じ食卓に座らせた。
ダオンはリンゴを剥き、エクサーは食べるかと思いきや、女性の唇が動くのは見ているだけでウズウズすると言い、ダオンに直接リンゴを食べさせた。
さらに、ダオンが食パンにジャムを塗ると、それも同じように食べさせた。
その後、エクサーは彼なりの配慮を見せ、「明日は肉を持ってこい」と指示。
それも同じようにダオンに食べさせるつもりのようだった。
そんな様子を見た側近のジェパールは、エクサーにダオンは危険な女だから、深入りしないでほしいと忠告する。
しかしエクサーは意に介さず、ダオンにブレスレットをプレゼントした。
このブレスレットには一体どのような意図があるのか。
次回の展開が非常に気になりますね。
タランタランタランあらすじネタバレ第12話
エクサーから贈られたブレスレットだったが、ダオンは自分には似合わないと拒否した。
王宮にいる貴婦人たちなら飛びつくほどの価値ある代物だったが、ダオンにとっては道端に転がる石ころのようなもので、全く興味を示さなかった。
宝石に興味がないなら一体何に関心を持つのか試してみたくなったと、エクサーは次第に好奇心を掻き立てられるのだった。
そんなある日、ダオンの部屋から盗品と思われる指輪が見つかったとの報告が届く。
その指輪は、後妻が身につけていたものだという。
さらに、以前から高価な品物が失くなる事件が何度も起きており、そのたびにダオンの部屋から見つかっていたらしい。
使用人全員を集め、事情を聴くことにしたエクサーだったが、使用人たちの証言はどれも同じで、皆が口を揃えてダオンが盗んだと言うばかりだった。
しかし、エクサーには疑問が残った。
金貨数枚分の高価なブレスレットを平然と拒否するダオンが、わずか銀貨数枚程度の指輪を盗むだろうかと考え込むエクサー。
一方で、ダオンは何も弁明せず、ただ黙秘を続けるばかりだった。
その態度に、エクサーは「好きにしろ」という意志なのかとも思ったが、真相は不明だった。
エクサーがもし盗みが事実なら、手首を切らなければならないと告げると、侍女長は明らかに喜びを隠せない表情を浮かべた。
さらに、ダオンを助けようとする使用人は誰一人としていなかった。
それでも、エクサーは冷静にこの状況を見つめていた。実は、このような事態が起こることを予測していたのだ。
そして、彼はすでにダオンが無実であることにも気づいていた。
果たして、エクサーが下す判断とは一体どのようなものなのか――。
タランタランタランあらすじネタバレ第13話
エクサーはダオンに対し、ただ「違う」と一言言えばいいと促した。
少しの沈黙の後、ダオンは「違います」と冷静に答えた。
続けて、私には必要ありません。だから盗む理由もありませんと毅然とした態度を示す。
その様子を見たエクサーは、ダオンを抱き寄せ、使用人たちの前で「彼女は俺の女だ」と宣言した。
そして、ダオンが何を望もうと、何を取ろうと、自分が咎めることはないと言い放つ。
さらにエクサーは、使用人たちの横領や賄賂などの不正行為をリストにして読み上げ始めた。
そして処罰が必要だと言い放つと、使用人たちは次々と許しを請う。
しかし、エクサーは首をはねろと命じた。
その瞬間、ダオンが咄嗟に止めに入る。
ダオンは、領主やエルビン、前妻が亡くなったばかりの状況で、さらに使用人たちを処刑してしまえば、オランクの民たちは急激な情勢の変化に不信感を抱き、エクサーへの恐怖心を募らせることになると説明する。
住民たちの反発を招けば、ガリオンの支配にも影響を及ぼすかもしれない。
その言葉にエクサーは納得し、彼女の洞察力と冷静な判断力に感心する。
そして、エクサーは心の中で確信する。
ダオンは政治に対して鋭い感覚を持ち、それを楽しむような気質を備えているのだ、と。
タランタランタランネタバレ最終回結末!
「タランタランタラン」の物語は、領主エクサーと奴隷ダオンの複雑な関係性、そしてそれを取り巻く領地争いや人間関係を軸に進んでいきます。
ここまでのあらすじから考察すると、最終回の結末は以下のような展開になるのではないかと予測されます。
エクサーとダオンの関係の深化
エクサーがダオンに執着し、彼女を支配下に置こうとする一方で、ダオンはそれに抗い続けてきました。
物語のクライマックスでは、エクサーは自分の力でダオンを守りたい、そして彼女を本当に自由にしたいという思いを抱くようになる可能性があります。
エクサーは彼女を「奴隷」としてではなく、一人の対等な存在として認めるようになるでしょう。
一方、ダオンはこれまで抑圧され、愛や自由を知らずに生きてきました。
しかし、エクサーとの関わりを通じて、自分の人生を取り戻す勇気を得ていきます。
彼女は最終的にエクサーに対して心を開き、少しずつ愛や信頼を感じるようになるのかもしれません。
領地と王族の陰謀
ザーク王子の登場や、エクサーが抱える領地問題も、物語の重要な要素です。
王族や貴族たちの権力争いがクライマックスに向けて激化し、エクサーが大きな試練を迎える展開が考えられます。
エクサーはダオンを守るため、自らの地位や領地を捨てる覚悟を決める可能性があります。
ダオンの存在が、エクサーの冷徹で権力志向だった人生を大きく変えるきっかけになるでしょう。
最終的に、エクサーは領地を放棄し、ザーク王子や敵対勢力に抗うのではなく、ダオンとの未来を選ぶ可能性があります。
この選択が、物語の大きな転換点となるかもしれません。
ダオンの自由と新たな人生
ダオンは幼少期から囚われの身であり続けましたが、最終回では完全な自由を手にする展開が期待されます。
エクサーが彼女を支配しようとするのではなく、心から彼女の自由を尊重し、彼女の人生をサポートする姿勢に変わるでしょう。
ダオンは新しい人生を歩むために、エクサーのもとを去るか、もしくは彼と対等な関係を築きながらともに生きていく道を選ぶかもしれません。
まとめ
今回は韓国発「タランタランタラン」のあらすじネタバレ、最終回の結末考察をしました!
主人公エクサーが、奴隷の少女ダオンを手に入れるために全てを捧げる情熱的なストーリーが魅力。
漫画版は現在日本で連載中で、多くのファンの注目を集めています。愛、復讐、策略が絡み合うドラマチックな展開から目が離せません。
物語のクライマックスや結末に期待しつつ、続編の更新を楽しみに待ちましょう!
ここまでは、韓国発「タランタランタラン」のあらすじネタバレ、最終回の結末考察をお届けしました!